プロフィール

1962年 奈良県生まれ。5歳より東儀祐二に師事。

高校在学中、ジョセフ・フックスのアシスタントであった藤原浜雄氏に見出され渡米。

 

1981年 高校卒業後に渡米し、わずか10分の実技試験のみでニューヨーク・ジュリアード音楽院入学。

ハイフェッツやミルシテイン、エルマンなど弦楽器奏者黄金期の中の偉大なヴァイオリニスト:ジョセフ・フックス教授の門下生となる。

同時に、ヴィオラをジョセフ・フックス、リリアン・フックスに師事。

室内楽をロバート・マン、ジョエル・クロズニック、ジョエル・シンメルノフ、サミュエル・ローズらジュリアード弦楽四重奏団団員のほか、ウィリアム・リンサー(N.Yフィル首席ヴィオリスト)、ハーヴィー・シャピロー(NBC交響楽団首席チェリスト、プリムローズカルテットチェリスト)、ジェンス・ナイガード(ジュピターシンフォニー管弦楽団指揮者)に師事。

また、オーケストラにてズービン・メータ、レナード・スラットキン、ゲオルグ・ショルティ、スクロバチェフスキー、ポール・ズコフスキーらの指導を受ける。

学生時代から、ジェンス・ナイガード率いるジュピターシンフォニーなどのオーケストラやニュー ヨークのジャズシーンなどでも活躍。

 

1988年 ニューヨーク・ジュリアード音楽院修士課程修了。

パルナッソス四重奏団を結成し、ニューヨークを中心に室内楽の演奏活動を行い、ロックバンド:ローリング・ストーンズらのクラブパーティーにも招聘される。MG4(マンハッタン・グラフィティ4)のレコーディングおよびツアーに参加。

 

19881995年 ジュリアード音楽院にて、ジョセフ・フックス教授の助手に就任。

1988年 アルフレッド大学夏期室内楽講習講師、ホフ・ベテルソン音楽学校講師に就任。

 

1996年 ニューヨーク・カーネギー・ワイル・リサイタルホールにてリサイタル。南米コロンビア共和国カリ市シマール夏期音楽祭に招聘。

1992年~関西にてラ・ストラーダ弦楽アンサンブルを結成し、コンサートマスターを務める。

1996年 帰国。これまで、北米、南米、上海、東京、大阪、神戸など各地でリサイタルを開催。

19971999年 コロンビア共和国にて演奏ツアーや講習会を行う。

2007年 コロンビア共和国カリ市にて、ユージン・シトロキン指揮、オルケスタ・フィラモニカデルヴァリエと、J.S.バッハ:ヴァイオリン協奏曲第1番、第2番を独奏、大成功を収める。

20082011年 ゲルハルト・ボッセ氏に師事。

 

NHK-FMリサイタルに出演。

フォークグループ「紙ふうせん」の公演にストリングスで毎年参加。

 

ヴァイオリン協奏曲を、ジュピター・シンフォニー(NY)、シマール音楽祭フェスティバルオーケストラ、大阪フィルハーモニー交響楽団・大阪センチュリー交響楽団などと共演。

 

東京シティフィルハーモニック管弦楽団、大阪シンフォニカー交響楽団、神戸市室内合奏団、関西フィルハーモニー管弦楽団などでゲストコンサートマスターを務める。

 

NHK-BSプレミアム「新にっぽんの歌」(関西収録)で弦楽セクショントップ奏者を務めている。

 

また、高槻現代劇場(大阪府高槻市)にて、「金関 環の愉快な音楽院(音楽講座)」を開催し、クラシックやヴァイオリンの魅力を実演を交えながら企画実施している。

小中学校での芸術鑑賞会や教育事業、アウトリーチ公演、乳幼児から親子で楽しめるコンサートなどに積極的に出演するほか、演奏曲目はクラシックだけでなく、ラテンやタンゴ、映画音楽、演歌、ポップス、即興音楽など多岐に渡る。

 

信念に基づく独自の演奏や人間の情緒に深く根ざした豊かな表現力、多彩で音色、作品の持つリズムを大切に様々な演奏活動を展開し、巨匠時代の名演を愛する音楽ファンをはじめ、乳幼児連れの親子やクラシックを初めて聴く人たちに非常に好評を博している。